「二人分です」
春樹さんがそう言って、左手に持っていた二枚のチケットをその男の人に手渡した。
「はい。――確かに二人分ですね。では、幸せな一時をお過ごしください」
確認を終えた男の人は、春樹さんにチケットを返しながら微笑み、深々と頭をさげる。
その後、乗船して春樹さんに誘導されるがままついて行くと、360度全てが窓になってる二階ラウンジに行き着いた。
ラウンジ内には、白いクロスが掛けられた丸テーブルと、白い椅子のセットが幾つも並んでいて。
何組かの先客が既に座ってるその中で、春樹さんは迷わず窓際の席を選び、私の為にわざわざ椅子を引いてくれた。
「こんな事しなくても良いのに……」
私は椅子に腰をおろしながら、照れ隠しで小さく呟く。
春樹さんがそう言って、左手に持っていた二枚のチケットをその男の人に手渡した。
「はい。――確かに二人分ですね。では、幸せな一時をお過ごしください」
確認を終えた男の人は、春樹さんにチケットを返しながら微笑み、深々と頭をさげる。
その後、乗船して春樹さんに誘導されるがままついて行くと、360度全てが窓になってる二階ラウンジに行き着いた。
ラウンジ内には、白いクロスが掛けられた丸テーブルと、白い椅子のセットが幾つも並んでいて。
何組かの先客が既に座ってるその中で、春樹さんは迷わず窓際の席を選び、私の為にわざわざ椅子を引いてくれた。
「こんな事しなくても良いのに……」
私は椅子に腰をおろしながら、照れ隠しで小さく呟く。

