最後の恋はアナタの隣で

その迫力に一瞬ひるみそうになったけど、私は即座に心を立て直し、宮沢をキッと睨み付けた。


「……テメェに関係ねぇだろ」

「関係ねぇとか、そういう問題じゃねぇんだよ」

「は? ウゼェんだけど。邪魔」

「お前さぁ」

「お前って誰だよ」

「何でもっと頼れねぇの?」

「はぁ? 頼る事がないからだろ。馬鹿じゃねぇの?」

「……自分で解決出来ると思ってんの?」

「そもそも問題自体発生してねぇから」

「靴ならともかく、これは酷すぎだろ」

「机を落書き帳と勘違いしたんじゃね?」

「おまっ……いい加減にしろよっ!」

宮沢は少し声を荒げ、私の腕を強く掴むと、


「一人で何でも出来ると思うなよ!? 少しくらい周りを頼れ!」

そう言って、真剣な目で私を見つめた。