楽しい週末を終えると、必然的に憂鬱な月曜日がやってくる。


春樹さんにいつもより早めに学校に送られた私は、目の前に広がるウンザリするような光景に、「またか」と思って溜息を漏らした。


落書きされた自分の机。


その上には使用済みのコンドームが二つ。


口を縛られてないソレからは、白く汚い液体が零れ出している。


私はすぐさま教卓の引き出しの中に入ってる箱ティッシュを取りに行って机に戻り、見るだけでも吐き気がするソレを丁寧に拭き取った。


そして、拭き取ったソレとコンドームをティッシュで何重にも包むと、それを捨てる為に教壇横のゴミ箱へ向かう。


クラスメート達は何も言ってこない。


その代わりに、さめざめとした視線を痛いほど突きつけてくる。