そんな二人のやりとりが面白くて、メニュー表を手に持った状態で二人を交互に見ていた私は、
「涼ちゃんは何にする?」
千秋にそう聞かれ、「うーん」と小さな唸り声を漏らす。
正直、カクテルなんてメニュー表を見ても何が何だか分からない。
「えっと……お勧めって何?」
私はとりあえず千秋に任せてみようと思い、無難な質問を口にした。
「涼ちゃんは女の子だからカシスオレンジが良いかも。甘くて飲みやすいよ」
「じゃあ、それにする」
お勧めを聞いて即答すると、千秋は早速カクテルを作り始めた。
カクテルを作るところなんて今まで見た事がなかったから、珍しくてつい見入ってしまう。
「あんまり見られると失敗しちゃうかも」
私の視線に気が付いた千秋は、少し恥ずかしそうな笑みを浮かべた。
「涼ちゃんは何にする?」
千秋にそう聞かれ、「うーん」と小さな唸り声を漏らす。
正直、カクテルなんてメニュー表を見ても何が何だか分からない。
「えっと……お勧めって何?」
私はとりあえず千秋に任せてみようと思い、無難な質問を口にした。
「涼ちゃんは女の子だからカシスオレンジが良いかも。甘くて飲みやすいよ」
「じゃあ、それにする」
お勧めを聞いて即答すると、千秋は早速カクテルを作り始めた。
カクテルを作るところなんて今まで見た事がなかったから、珍しくてつい見入ってしまう。
「あんまり見られると失敗しちゃうかも」
私の視線に気が付いた千秋は、少し恥ずかしそうな笑みを浮かべた。

