「でも……胸元がちょっと開きすぎじゃないか?」
「もぉ! だったら春樹さんが選んでよ!」
いい加減にしてくれと言わんばかりに、私は春樹さんに向かって呆れた声を吐き出した。
ドレスなんて露出度が高くて当たり前。
それなのに春樹さんときたら、何を選んでも文句ばかり。
「胸元が開きすぎ」とか、「丈が短い」とか。
挙げ句の果てには「色合いがいやらしい」だなんて、訳の分からない事を言い出す始末。
これじゃあ、いつまで経っても帰れる気がしない。
「分かったよ……そのピンクのやつで決まりな。今度からは俺が選ぶからあんま怒んないでくれ」
渋々、といった感じでそう言って、“今度”の約束を口にする春樹さん。
「もぉ! だったら春樹さんが選んでよ!」
いい加減にしてくれと言わんばかりに、私は春樹さんに向かって呆れた声を吐き出した。
ドレスなんて露出度が高くて当たり前。
それなのに春樹さんときたら、何を選んでも文句ばかり。
「胸元が開きすぎ」とか、「丈が短い」とか。
挙げ句の果てには「色合いがいやらしい」だなんて、訳の分からない事を言い出す始末。
これじゃあ、いつまで経っても帰れる気がしない。
「分かったよ……そのピンクのやつで決まりな。今度からは俺が選ぶからあんま怒んないでくれ」
渋々、といった感じでそう言って、“今度”の約束を口にする春樹さん。