「ちょっ……ちょっと待っ……てっ」
体中から変な汗が噴き出してくるのを感じながら、慌てて靴を履き替えると、宮沢に「ごめん」と謝ってから、急いで春樹さんの後を追いかけた。
すぐに春樹さんに追いつく事は出来たけど、気まずくて横に並ぶ事が出来ない。
私は春樹さんから二歩程下がってトボトボと後をついて歩いた。
春樹さんは一言も言葉を発しないどころか、私の方を見ようともしない。
校門前に停められた春樹さんの車に乗り込むと、沈黙状態を維持したままで、車が走り出した。
……この冷たい空気をどうにかしたい。
だけど、どうしたら良いのか私には分からない。
考えれば考えるほど、頭の中が真っ白になっていって――…
体中から変な汗が噴き出してくるのを感じながら、慌てて靴を履き替えると、宮沢に「ごめん」と謝ってから、急いで春樹さんの後を追いかけた。
すぐに春樹さんに追いつく事は出来たけど、気まずくて横に並ぶ事が出来ない。
私は春樹さんから二歩程下がってトボトボと後をついて歩いた。
春樹さんは一言も言葉を発しないどころか、私の方を見ようともしない。
校門前に停められた春樹さんの車に乗り込むと、沈黙状態を維持したままで、車が走り出した。
……この冷たい空気をどうにかしたい。
だけど、どうしたら良いのか私には分からない。
考えれば考えるほど、頭の中が真っ白になっていって――…

