そんな状況に本人も優越感を味わっているのか、短いスカートから伸びた小麦色の足を組み直す。
私は黙って床に散らばっているコンドームをかき集めると、それを持って教壇の横まで行き、ゴミ箱の中に投げ捨てた。
そして、教卓の引き出しの中から箱ティッシュを取り出し、コンドームを覆い隠すようにして、上から大量のティッシュを乗せる。
もしミサキがゴミ箱の中を見ても、コンドームの存在に気が付かないようにって――これは私なりの配慮だった。
全ての作業が終わり、教室内に設置されている洗面台で手を洗って自分の席に戻ると、
「偉いねぇ! さっすが! 手慣れてるぅ!」
パンダはわざとらしく感心したような声でそう言って、ゲラゲラ笑いながら私に拍手を贈ってきた。
私は黙って床に散らばっているコンドームをかき集めると、それを持って教壇の横まで行き、ゴミ箱の中に投げ捨てた。
そして、教卓の引き出しの中から箱ティッシュを取り出し、コンドームを覆い隠すようにして、上から大量のティッシュを乗せる。
もしミサキがゴミ箱の中を見ても、コンドームの存在に気が付かないようにって――これは私なりの配慮だった。
全ての作業が終わり、教室内に設置されている洗面台で手を洗って自分の席に戻ると、
「偉いねぇ! さっすが! 手慣れてるぅ!」
パンダはわざとらしく感心したような声でそう言って、ゲラゲラ笑いながら私に拍手を贈ってきた。

