「こんな大きなパーティーって初めて」
あたしの言葉に、デイブがちょっと目を見開く。
「へえ?それって意外。呼ばれたりしなかったの?」
「声をかけてもらったことはあるけど、ずっと日本にいたし―――」
「ああ、そうか。きっとこれからはたくさんそういうところに行く機会があるよ」
「なんか、緊張するかも」
そう言って溜め息をつくあたしを見て、デイブが笑った。
「サラなら大丈夫だよ。今日だって堂々としてるし―――その着物もすごくゴージャスで目立ってる」
「あは、でも毎回着物は疲れるかも」
「疲れるの?」
「うん、すごくしめつけられるから。ママも、着物は苦手だって」
言いながら、あたしはママのいた方へ目を向けて―――
「―――あれ?」
さっきまでママがいた場所に、その姿がないことに気づく。
「いない―――」
「え?あ、ほんとだ。外に行ったのかな」
デイブも首を傾げる。
「1人で?でも―――」
ママがあたしから離れるなんて、と言いかけた時。
このパーティーの様子をずっと取材していた香月さんがあたしの方へやってくるのが見えた。
「ねえ、さっき沙羅ちゃんのママ、フレッドさんと一緒に2階へ上がって行ったけど―――」
「2階―――?」
あたしはなぜか、胸騒ぎがした―――。
あたしの言葉に、デイブがちょっと目を見開く。
「へえ?それって意外。呼ばれたりしなかったの?」
「声をかけてもらったことはあるけど、ずっと日本にいたし―――」
「ああ、そうか。きっとこれからはたくさんそういうところに行く機会があるよ」
「なんか、緊張するかも」
そう言って溜め息をつくあたしを見て、デイブが笑った。
「サラなら大丈夫だよ。今日だって堂々としてるし―――その着物もすごくゴージャスで目立ってる」
「あは、でも毎回着物は疲れるかも」
「疲れるの?」
「うん、すごくしめつけられるから。ママも、着物は苦手だって」
言いながら、あたしはママのいた方へ目を向けて―――
「―――あれ?」
さっきまでママがいた場所に、その姿がないことに気づく。
「いない―――」
「え?あ、ほんとだ。外に行ったのかな」
デイブも首を傾げる。
「1人で?でも―――」
ママがあたしから離れるなんて、と言いかけた時。
このパーティーの様子をずっと取材していた香月さんがあたしの方へやってくるのが見えた。
「ねえ、さっき沙羅ちゃんのママ、フレッドさんと一緒に2階へ上がって行ったけど―――」
「2階―――?」
あたしはなぜか、胸騒ぎがした―――。

