「……失礼ですが、もしかしてお姉様ですか?」
こういう時はいつも
猿芝居をするのが私の悪い癖
さぁ…今日もしますか(笑)
「あら、ヤダわっ姉に見えますぅ?」
「‥ご近所の方…ですか?」
「ゴメンなさぁい、コレでも一応、母親なんですぅ。」
ニッコリと優しく言う、
母親になりきった私。
実際、中3です(笑)
「‥‥お母様にしては、お若いですね。」
「アラやだぁ、いくつに見えましたっ?」
「まだ20代前半に見えましたので。」
「実際、血はつながってないのよー?私、再婚だし。今の夫についてきたオマケだからぁ。(笑)」
「「信さんっ!オマケって‥ひどいよっ(泣)」」
猿芝居にノってくれる
幹と牧、良い子!(笑)
「嘘よ嘘ウソっ。牧も幹も大好きよ?」
「ゴホッ‥‥‥あの、お母様、後ろのあの少年とはお知り合いですか?」
「ぇえ、私の甥っ子よ?何か問題でも?」
翔はビックリしながら
口をパクパクさせていた。
「なぁに?変な子!」
翔にわざとらしく言うと
「‥‥別に」
‥と呆れた声で言ってきた
それからは警官の話を
適当に流して。
何とか許してもらい、
厳重注意だけで
3人は大丈夫だった。


