好きの次は?






案内された席に座り、

顔を伏せた。


マスターらしき人は

快く話しかけてくれた‥


「お客様、飲み物は何にいたします?」

「‥‥貴方のオススメでいいわ。」

「では、当店オリジナルを」

「‥ありがとう。」

「‥‥‥‥‥いえ。。」


しばらく経つと、

マスターさんは

【ブラッディマンゴー】

というカクテルを

差し出してくれた。


「ありがとう。」

「優しめのお酒ですから、安心して飲んで下さい。」

飲むと、爽やかな味だった

なんだか‥‥

やりきれなくなって

私は小さな溜め息を

ついていた。


マスターさんは

その溜め息を聞いて

何かを察してくれたのか

伺うように話しかけてきてくれた




「何か‥‥悩み事でも?」

「え‥?」

「お話ぐらいは聞きますよ?」

「ぁあ、対した事じゃないの‥少し、飲みたい気分なだけだから。」

「そーですか‥」

「‥‥このお店、街中にしては珍しいのね。」

「ぁあ、小さいでしょ。すみません‥」

「あっ、そんなつもりじゃなくて‥落ち着く雰囲気だったから。」

「この店は私1人だけですから、いつでも気楽に来て下さいね。」

「ありがとう。また来るわ」

「よろしくです。」


適当な会話、

それでも何故か

‥‥‥‥落ち着いた。

時間を見ると、

午前1時半‥

マスターさんは

まだいいよと言ってくれたけど

さすがに帰った。


終電もなくなり、

歩いて帰る事にした‥