初恋は君のために




「お前なぁ 遅刻多すぎだ。このままだと、単位足りなくなるぞ」



放課後、私は担任に
呼び出されていた。



説教なげぇよ…



「聞いてんのか!!大杉 留年になるぞ」



留年はやだ...

こんなくさった場所に
あと2年もいなくない。


「明日から遅刻しないようにしまーす」



私は適当に返事をしながら



「コラ待て大杉!!」



職員室の出口に
足を進めた。




そんな時…



「雨宮 アズマ!!お前、もう1回3年やりたいのか!!まだ1学期始まったばかりなのに なんで単位がギリギリなんだ!!」



「しょうがないべ!!俺忙しいし」



3年生にも

単位ギリギリの人
いたんだ...



てゆーか.私よりも
返事むちゃくちゃだ。



そんな事を思いながら

職員室のドアへ手を
かけたとき




「待て雨宮~!!!そこの女子生徒!雨宮を捕まえてくれっ」



ドドドと走ってくる
先生と


その前をケラケラ
笑いながら走る




茶髪の男