「不良のアズマが早い方が災いおきるから!!」



私が少し大きな声で
言うと、




アズマはさらに声を出して笑った。



「俺は溜まり場の帰りだったの~ だからこれから家帰んの!!」



今だに微笑している
アズマ



「あっそ。んじゃあバイバイ」



「と、思ったんだけど
ミナミちゃんと一緒に学校行く事にした!!」



ニッコリ笑顔の
アズマ君。



その笑顔に免じて
イライラを少し
納めてあげる私、