初恋は君のために




「マキ ユキコと外にいろ。」




ぼそりと呟いたのは
ジンで



今だジンから離れようとしないユキコの腕をマキが引っ張った。





…バタン



ドアの閉まる音が部屋に響いたとほぼ同時に
アズマは再び口を開く




「お前… あの日何があったんだよ、」




『あの日』



そうアズマが口にした日

ジンとアズマが待ち合わせしていた場所に



ジンが泣いたユキコを
連れてきた日を示していた。




「今まで何も聞かなかったけど、最近のお前は変すぎる」




「…」