初恋は君のために




「へ?」



すっとぼけながら
振り返った私に



「お!!やっぱそうだ」




この前会った大男…


たしか、



「ー…村田さん?」



「ハハハハ 名前覚えてくれてて光栄だよ。」




そう言ってゴツイ顔に似合わない笑顔を見せた。



「名前なんだっけか?」



ポケットから煙草を取り出した村田さんが私に視線を合わせた




「大杉 ミナミです。」



村田さんはミナミちゃんかぁ

と呟くと煙草の煙りを
口から吐き出した。