王子様なんか大っキライ!



差し出されたあいつの手。
幼稚な見た目と違って、マメだらけでゴツゴツとしていた。


「がんばれよ」

あいつの背中を見ながら、私は呟いた。
すごくすごく小さな声で。

春香に聞かれたら恥ずかしいからね。