新たなクラス、1年B組。


教室に入るとそこはすでに二極化していた。
後ろの方には仲良くしゃべる連中、
前の方には一人でぼーっとしてる子が、ぽつぽつといる。

私は窓際の一番前の席に座った。
時計の針は10時20分を指している。


「あと10分か」

ボソっと呟いた。