その瞬間、神内の右手が私の頬を捉えた。 パチン。 そんな綺麗な音が耳元で聞こえた気がする。 「うぐっ」 そんな情けない声を出しながら倒れこむ私。 目の前は真っ暗になった。 足の力も抜けて立ち上がることができない。 嫌、恐怖のせいかもしれない。 恐らく神内はドアを開いて屋上に入っただろう。