王子様なんか大っキライ!



階段の先には一つのドアが見える。
というよりドアしかない。


その先が屋上だ。
私は汗で張り付く前髪をかきあげると、階段をかけあがる。

ドアの隙間から差し込む光が、細い道となり階段に降り注ぐ。

眩しいから目を細めた。


最後の階段を昇り終える。
私は光に近づいていき、ドアの隙間に目をくっつけた。