階段の先には一つのドアが見える。 というよりドアしかない。 その先が屋上だ。 私は汗で張り付く前髪をかきあげると、階段をかけあがる。 ドアの隙間から差し込む光が、細い道となり階段に降り注ぐ。 眩しいから目を細めた。 最後の階段を昇り終える。 私は光に近づいていき、ドアの隙間に目をくっつけた。