王子様なんか大っキライ!



「ちょっと、いいかな?」

甘えたような声だ。

うわ、気持ち悪い。

誰もがそう思う声だ。

だが黒沢は反応しない。
こっちに後頭部をむけたまま、本を読んでいる。


ムカついた。