「猿井組が、うちら大空組を潰そうとしてるらしいよ」 亜子の言葉と共に周囲はざわめきだす (……猿井って、、まさか…ねっ) 「それは、"らしい"ぢゃないビンゴだ」 千里はそう言うと、ポンッと布をみんなの前に投げ置いた (あっ…それ、猿井くんがくれた真っ赤なハンカチやんか) 「若っ……これは…」 雷門はその真っ赤なハンカチを広げた 「あぁ、それは…猿井組の家紋だ」