その後、結局千里は姿を見せなかったけど、私は全ての授業に集中することが出来なかった。 ~帰り道~ はぁ……。 私は、龍さん… あっ、龍司さんのあだ名ね が描いてくれた地図を片手に、まだ覚えきれてない道をゆっくり歩いていた 憂鬱すぎて、足取りが遅くなる 夏々は新しくできた彼氏と帰るとか言うし… 一緒に着いてきてほしかった今日に限って、そんなこと言うんだもん もぅ、こうなったら、自分でどうにかするしかない 私は大きくひとりで頷いた