「…愛理か」 「はい!!」 「…ぷ!」 「え…?」 いきなり龍飛が笑った つられて笑った。 初めてみた頃の 龍飛の笑顔はね ひまわりが咲いたみたいに 明るかった。 ものすごく。 あたたかかった。 ─────ピリリリリ… 着信コールが保健室を 響き渡る。