「今日のパンツはピンクか」

一気に小夜の顔が紅潮し、小夜の鋭い槍のような脚が俺の腹部を刺した。

「いってーー!!!」

あまりの痛さにのたうち回る俺。

「リュートのバカ!!!」

勢いよくドアを閉めて出て行った。

「ったく、かわいくねーの」

1階に降りると、焼いたベーコンの香りが漂っていた。
途端に空腹になった。

「めっし、めっし、飯だー!!!」

とリビングに入って行くと、明らかに冷ややかな空気が漂っていた。
ベーコンの香りなどかき消してしまうような雰囲気に、後退りをする。