彩己は初めてぢゃないのかな?

ぼんやりとそんなことを考えた。彩己の手がシャツの中に入ってくる。手は冷たいのに触られたところはチリと熱く感じた。葉月の身体に彩己の唇が這う。

「あっ…あぁっ…」

抑え切れぬ嬌声が葉月の可愛らしい唇から漏れた。彩己は薄く微笑んだ。

「葉月可愛い。僕のものだ。」

彩己の手が葉月の下着の中に侵入する。固く立ち上がった蕾を摘まれる度に身体に電流が走る。葉月は聞いたことのない程甘い自分の声に驚愕しながら、彩己に溺れていく。