授業中、実夕から一枚のメモが回ってきた。 ”Dear 詩子 橘となんかあった? 何かあったなら、相談してよ! From 実夕” 実夕……。 やっぱり実夕にはきちんと話さなきゃ。 一年の頃から何でも話してきたんだから。 私は休み時間に話すという返事を書いて、実夕の席までメモを回してもらった。 窓際の一番後ろという特等席をゲットしている実夕の方をそっと振り向くと、実夕は右手の親指と人差し指で丸を作りにっこり微笑んでくれた。 その笑顔に私はホッとする。