本当にお母さんてば心配性なんだから。 昨日の面談だってそうだよ。 高校なんて、すぐには決められないのに。 「さっ、音也。学校行くよ」 私は勢いよく立ち上がってバッグを持った。 「待ってよぉ」 「待たないッ」 「詩チャン、全部食べてないじゃない?!」 のそのそと用意する音也と手をパタパタさせる母を横目に私は玄関へと向かう。