詩音〜utaoto〜





だけど、掴まれた腕に少しだけ熱を感じるのは何でだろう?




すごくドキドキした……。




でも……




なぜだか音也には知られたくない。




私が珍しく黙りこくっているので、音也はそれ以上は何も聞いてこなかった。


ただ、隣に座ったまま、むすくれていた。


私が何も言わないのが気に入らないんだろう。




でも、


ごめん、音也。


私にもよく分からないんだ。