それから3カ月もうすぐ夏休みに入ろうとしていた。
クラスではちょっとしたブームが…!
それは恋バナ!
私は付き合ったこととかないけど、みんなのを聞いてるだけですごく楽しい。



「ねぇ?愛莉~知ってた?
 桃ってねぇ中学ん時に彼氏いたんだよ!」
その話を持ち込んだのは原愛海(はらまなみ)だった。
一番の友達だ!
「ちょっと~やめてよ…。
 恥ずかしいじゃん…。」
そう言ってるのは大野桃(おおのもも)。
目はくりくりですごく可愛い。
もてるのも無理ない!
「みんな恋してるんだぁ!」
そんなみんなを前に唖然とする私がいた。
「そういえばさぁ…愛莉って好きな子とかいないの?」
愛海が興味深そうに聞いてきた。
「えぇ!いきなり!?あぁずっといないんだ。
 結構悩みかもw!なーんてね!」
冗談を言ってみた。
「愛莉?本当に恋したことないの?
 悩みどころじゃなくない?」
真剣に私を見つめる愛海。
なんか怖い…。
「ごっごめん…
 なんか恋しないっておかしいよね…?」
「んw?別に?
 なんかしてそうだったから…
 ただ言ってみただけ…。」
ふーなんかよかった。
怒ってるかと思った。