「佑馬。行くわよ」

「なぁ。中学はどうするんだよ」

「いいの」



そう毎朝喧嘩して、燐秋愛の門前に
擱いてかれる。



すると


「執事様。ここに来た者誰でもマリア様の像に
お祈りするのよ」


威張るように話す女―亜希原芽衣凛。


「な…名前難しい…」

「あきはらめいりん。ただ当て字にされただけ」