次の日、綾は川本先生に呼ばれた。

私たちはそれを知りながら…
体育館に向かった。

「川本先生も…綾に戻ってほしいと頼んでいるんじゃないの?」

「そうだったら…いいけれど…」

私たちが練習していると、川本先生と綾がやってきた。

「集合!!」

川本先生の言葉にみんなが集まった。

「綾がバレー部に戻ってきてくれるそうだ。今からみんなで練習頑張るように…」
川本先生はそう言うと。
体育館を出て行った。


「遥香が土下座したら、今までのことを水に流して…また、バレー部で頑張る」

綾は言った。

「えっ!?」

雪が驚いた…

私は迷わなかった。
綾に向かって、土下座した。
「ごめんなさい…」

綾は納得したのか…
私たちに…

「部長は遥香だけど…
練習メニューとかは私の言うとおりにして…そうしないと、試合には勝てないから…」

誰も綾に反対しなかった。

綾の練習は厳しくて。
ハードだった。

「ボールから目を離さない!」
綾がボールを打つ。
私はそれをとれなかった。
綾は次々にボールを打ってきた…

その日、練習を終えた私たちはヘトヘトだった。