愛されて

幸香を産んで5年…

私は…成人式を迎えた。

今、私は…助産師になるために学校に通っている。

幸香を産んで1年ぐらいは…おばあちゃんの家で幸香と一緒に過ごしていた。

幸香が大きくなるたびに。
“このままではいけない…自立しなければ”
と思った。

私は…何かの資格をとろうと思った。

いろいろと考えた末。
私は…助産師になりたいと思った。

一人で幸香を産んだとき。

痛くて…痛くて…
怖かった。

そんな私を励ましてくれたのが…助産師さんだった。

私は…そんな助産師になりたいと思った。

助産師になる道は長い…
助産師になるには…まず、看護士の免許が必要だ。

私は私立の高校の看護科を受験して合格した…
人より2年遅れての…高校入学だった。

本当なら今年の3月で高校は卒業なのだが…
看護士になるためには後2年…専攻科にいかなければいけないし…

助産師になるためには…また、その後、学校にいかないといけない。

私と幸香はまだ…おばあちゃんの家でお世話になっている。

私が働いて、お金を稼げるようになるまで…
おばあちゃんの家にお世話になるつもりだ…


洋平から送られてくるお金は…3万円から7万円になった。
高校を卒業した洋平は…自動車会社に就職し、そこの陸上部で頑張っている。

洋平からのお金は…
おばあちゃん達にはわるいけれど、幸香の将来のために…貯金している。

私の学費はパパが出してくれている。
まだ…おばあちゃんは私のことを許していない。
5年間、私は一度もあの家に帰っていないし…
ママにも。
梨香にも。
おばあちゃんにも…
会っていない。

ママは私が夢を叶えたら会ってくれるらしい。