愛されて

次の日は金曜日で。
ママは朝からソワソワしていた。

今日から梨香の学校で1泊2日の親子キャンプ。
ママは明日の夜まで帰ってこない。
パパは出張中…
おばあちゃんは親戚の人の結婚式のため、2泊3日で今日から北海道に。


家に誰もいなくなるので、私はおばあちゃんの家に泊まることになっていた。


私は学校から帰ると…
おばあちゃんの家に行った。

「ただいま…」

「おかえりなさい。お腹すいたでしょう?」
おばあちゃんは優しかった。

ブドウが好きな私のためにブドウを用意してくれていた。

手を洗って。
食卓についた。

「遥香、少し顔色が悪いけれど…大丈夫?」

「うん。ちょっと…頭が痛い…」

私が言うと。
おばあちゃんが…私の額に手を当てた。

「あら、少し熱があるじゃない?ブドウ食べたら少し休んだら?家庭教師の先生が来られるのは…6時でしょう?」

おばあちゃんにそう言われて、ブドウを1房食べて。

私は…2階の客室に向かった。
布団がひいてあったので私はそこに横になった。

井上先生は…おばあちゃんの家にも来ることになっている。


横になっていた私は…
いつの間にか眠ったらしい。