くらいもりのなかで。


両親のいない生活にやっとなれたある日

おじさんが急にやってきた。

「今日から、私が君の親だ。安心しなさい。」

そうして、おじさんとお姉ちゃんと私の生活が始まった。

だけど、その生活も長くは続かなかった。



おじさんが自殺した。



お姉ちゃんは

「大丈夫よ、サリー。私が守ってあげる。」

そういって抱きしめてくれた。

お姉ちゃんの手は冷たかった。

とても。とても。