空になんか憧れない




怯えてる?



違う、嘘がバレることを恐れているのよ



「…とにかく、腫れた頬を冷やさねぇと…」



「そ、そうだな…」



「行こうぜ、美佐」



「…うん」



うまく逃げたわね。



ガチャン


皆美佐を連れて屋上を後にした─