唯一声お姉ちゃんと似ていた私の声。 ──私は完璧な“結城羽鳥”になれた お姉ちゃんが毎日日記を付けてたことは前から知っていた。 お姉ちゃんの癖も、話し方も、私が一番よく知ってる─ 死んだ人間が生き返るはずないと人は言うけど、彼らはきっと疑わない。 少なからず人を殺したという罪悪感を持ってるはずだから…