空になんか憧れない







“翼があればいいのに”
と彼女は言った。




“そしたらあの空を自由に飛ぶことができるのに”




“そしたらココから逃げ出せるのに”





色褪せた記憶の中にいるアタシに笑顔はない。





アタシの大切なものを、あんたたちはいとも簡単に奪い去っていった



誰よりも大好きだった友人に、夢も未来も、全てを奪われた。



あなたたちには



分からないだろうね




アタシがどんなに、あの空に恋い焦がれていたかなんて──