『山本はまだ起きないんですか?』


原田先生の声…。


「はい…。ずいぶん疲れがたまっていたみたいですね。」


保健室の先生…。


『そうですか…。』


「じゃ、私はちょっと職員室に用事があるので。」


『わかりました。
ここで山本が起きるまで待っていますね。』


「助かります。」



保健室の先生の声はしなくなった。