でも、やっぱり、好きです。



多少の…いや、かなりの罪悪感はあるけれど、そのメモを取って開いてみる。


ドキドキする心を抑え、なんとなく周囲をキョロキョロ確認して、メモを開いた。



≪健吾へ
090××××××××
 電話ください    香奈子≫



一瞬、頭の中が真っ白になった。