なんて清々しい朝。
 
天国の本当の両親も見ているかな。

俺は今、元気です。

血の繋がらない両親と妹に助けられて

今まで生きてきた。

多分、これからもずっと。

そして、本当の両親。

あなた達には憎しみもあるけど、

感謝もある。

最高の家族にめぐりあわせてくれた。

「キャーッ、レン君だわーッ」

付き合った事もそうだったけど、

別れた事も学校中にすぐに

知れ渡って、何十人もの女生徒に

また囲まれる日々に戻った。

俺は、軽い足取りで校門をくぐった。

~終~