「んっ//ふあ…ぁ」

早朝から嫌と言う程浴びせられる深い口づけ。
彼は私を自分のデスクに押し倒し行為を進めようとする。

「会長…やり…すぎ//」

はあはあと乱れた呼吸でそう彼に言う。
彼はニヤリと笑って私を見下している。

私の名前は七瀬陸。
この間、会長にある秘密を握られ今こうして会長の言いなりになっています。
毎日早朝に生徒会長室に呼び出されたり雑務のお手伝いをさせられたり…。

私は生徒会長、高嶺有紀の言いなり人形。


「そんなエロい顔して誘ってるの?」

「エロイのは会長の…頭の中だけです」

乱れた呼吸がやっと整い、デスクから起き上がると私は会長との間に少し距離を置いた。

「…もう1回…」

そう言い立っている私をグイッと自分の方に抱き寄せもう一度口づけをする。

「会長、もういい加減に…」

「お人形さんがそんなこと言っていいの…?」


会長に弱味を握られている私はなんとも言えない。
会長に握られてる弱味…それは…。


「七瀬陸メイド喫茶でバイトだなんてね。学校にばらまいたら周囲からの目は痛いだろうね」



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