「おばさん?」


おばさんって、一体誰?


もしかして、みちる先生のこと?


「あれ?優音ちゃん、起きたの?」


「うん」


どこからか、髪をアップにしてエプロンをつけたみちる先生が現れた。


「みちる先生、どうして内田先生がここにいるの?」


「あれ?仁のこと知ってるの?この子、私の甥っ子。私と仁のお父さんが兄妹なの」


「そうなんだ」


内田先生の方に顔を向けると、先生はニッコリ笑った。


「彼女は俺の生徒」


内田先生が私のことをみちる先生に説明する。


「で、俺からしたらこの人はおばさんになるわけ」


「コラ、仁!おばさんじゃなくて、みちるさんでしょ?」


みちる先生が内田先生を睨む。