音を奏でて~放課後の音楽室~

「優音が大学受かったら」


「ん?」


先生が私を見つめる。


「大事な話がある」


「大事な話し?」


「そう。だがら受かって」


「もう、プレッシャーかけないでよ」


そう言ったら先生は少しだけ笑い、コツンとおでこをぶつけてきた。


「大丈夫、優音なら受かるから」


「うん」


触れ合う唇。


「私、頑張るね」


「ああ」


「やっと掴んだチャンスだから」


一回諦めた夢だけど、だからこそ最後まで頑張りたい。