「ほんとは、優音のために少しはお金を貯めてあったんだ。ただあのままおばあちゃんの入院が長引くなら、もしかしたら優音のためのお金にまで手をつけないといけなくなるかと思ってた」
「お父さん・・・」
だから、大学進学を諦めて欲しいって言ったの?
「ちょっと待ってて」
そう言うとお父さんは、ソファーを立ってどこかに行ってしまった。
「優音、ほんとに東京行くの?」
「受かったら行くよ」
「そう」
お母さんが顔を伏せる。
「ごめんね、お母さん。ワガママ、だよね?」
「ワガママじゃないわ」
しばらくして、お父さんが何かを持って戻って来た。
「優音」
お父さんが銀行の通帳を二冊テーブルに置く。
「これは?」
「お父さん・・・」
だから、大学進学を諦めて欲しいって言ったの?
「ちょっと待ってて」
そう言うとお父さんは、ソファーを立ってどこかに行ってしまった。
「優音、ほんとに東京行くの?」
「受かったら行くよ」
「そう」
お母さんが顔を伏せる。
「ごめんね、お母さん。ワガママ、だよね?」
「ワガママじゃないわ」
しばらくして、お父さんが何かを持って戻って来た。
「優音」
お父さんが銀行の通帳を二冊テーブルに置く。
「これは?」

