音を奏でて~放課後の音楽室~

「でも、嬉しい。だから、考えてみるね」


「ええ」


「春に会えることを楽しみにしてるよ」


「はい」


そう返事をすると、ホフマン先生が笑顔を見せてくれた。


「私はまだ先生と話があるけど、優音ちゃん一人で帰れる?」


「はい。大丈夫です」


「そう。じゃあまた返事聞かせてね」


「分かりました」


先生たちに会釈をして、その場をあとにした。


何気なく後ろを振り向けば、内田先生とホフマン先生が懐かしそうに握手をしてた。


F大か・・・私立の大学だけど、行けたらいいな。


そんなことを思いながら、正面玄関から会場を出る。


「優音!」


バス停がある右へ曲がろうとしたら、誰かが私を呼んだ。