音を奏でて~放課後の音楽室~

それから、一体どれくらい時間がたったんだろう?


目を覚ますと、先生は傍にいなかった。


「また一人・・・」


そう思ったら、涙が溢れて止まらなくなった。


私が病気のときは、誰も傍にいてくれない。


寂しくて、苦しくて、辛いのに、どうして誰も傍にいてくれないの?


でももしかした、先生はリビングかどこかにいてくれるかもしれない。


そう思って、フラフラしながらベットから起き上がる。


「優音?」


「あっ」


ドアを開けて入ってきた先生は、私がベットから立ち上がっていたのがビックリしたのか、目を大きく見開いた。


よかった、先生いてくれた。


そう思ったら、身体の力が一気に抜けて前に倒れそうになった。


「優音!」


慌てて先生が私を支えてくれる。