音を奏でて~放課後の音楽室~

「んっ・・・」


先生に抱かれたあと、意識を失うように眠りについた私は、頭をなでられる感覚で目を覚ました。


「起きた?」


「先生?」


ゆっくりと寝返りをうつ。


先生はベットの背に背中を預け、上半身裸のままタバコを吸いながら私の頭をなでていた。


頭をなでていた手で、タオルケットを肩まで掛け直してくれる。


そうか、私も裸のままだ。


急に恥ずかしくなって、頭までタオルケットを被った。


「なに?今さら」


「だって、恥ずかしいもん」


目だけ出してそう言うと、先生がフッと笑ってベットの横にあるサイドテーブルにの上に乗った灰皿で、タバコを消した。


「身体、キツくないか?」


「うん」