音を奏でて~放課後の音楽室~

私を抱き上げながら、先生はトントンと階段を下りて行く。


「エアコンつける?」


私をベットに下ろした先生が私に聞く。


「大丈夫です」


「そう。じゃあ、窓だけ開けるよ」


窓が全開にされると、少しだけ風が入り込んできた。


「横になって、眠ったらいい」


言われるがまま、ベットに横になる。


横になると、先生が薄手の布団をかけてくれた。


「熱はないね」


そっと額に手が置かれる。


「ごめんなさい。迷惑かけて」


「別に迷惑だなんて思ってない。俺が勝手にやってることだから」


「先生は、優しいですね」


「そうかな?」