音を奏でて~放課後の音楽室~

「君の人生だよ」


「分かってます」


私の人生。


だから、ちゃんと決断したんじゃない。


「もういいですか?」


先生の腕を振り払おうとしても、離してくれない。


「君の人生だ。こんなときまで、いい子でいる必要はない」


「じゃあ、どうしろって言うんですか?」


どんなに私が足掻いたって、お金のことはどうしようもならないじゃない。


もう、決めたの。


「ちゃんと親に自分の気持ちを話すんだ」


やめて。


「君の心の中は、どうなってる?」


やめて。


「大学に通いたいんだろ?」