音を奏でて~放課後の音楽室~

諦めること、我慢すること。


いつの間にか、それが普通になってた。


だから私・・・


「分かった。今からじゃ厳しいかもしれないけど、就職出来るように頑張るね」


「優音、ありがとう」


「優音なら分かってくれると思ったわ」


笑顔を浮かべる両親に、私も笑顔を返す。


「そうだお母さん。今度三者面談だからね。忘れないでね」


「分かったわ」


お母さんがうなずいたのを見て、私はリビングを出た。


自分の部屋に入って、ベットにダイブする。


「これで、よかったんだよね」


いつも通りじゃん。


いい子の返事。


お父さんもお母さんも、喜んでくれたじゃん。