目が覚めるとそこにアネキはいなくて、
鮮明に残る抱き締め合いながら眠った感覚が妙に現実感が無いものに変わった。

あれは夢…?
そう思いながらリビングに向かうとそこにもアネキはいない。



不安になって見回すと、
テーブルの上にはラップがかけられた朝食と弁当…それといつものように手紙が置かれてあった。


いつもと変わらない…
いや、
変わることを望んではいないのだけど

そんな今日に少し戸惑い
やっぱりあの夢のような昨日は本当に夢だったのかと不安になってくる。



いつものようにアネキの書いた手紙を読む